富士山と海のエネルギーをチャージできるパワースポット。源頼朝も崇敬した海の守護神。
【大瀬神社】
1300年以上前の大地震で隆起し出現した島が岬となった大瀬崎。静岡県沼津市にある大瀬神社(おせじんじゃ)は大瀬崎の先端に位置します。
大瀬崎の岬そのものが大地のエネルギーが噴き出したパワースポットです。
神が宿るとされる隆起して突如現れた島は他にもありますが、この大瀬神社は日本屈指の霊峰の富士山向かい建てられている特別な神社です。通常の神社は東から南向きがほとんどですが、こちらの神社は富士山がある東北を向いています。富士山のパワーを受け止め、駿河湾の美しい海の浄化パワーも感じる伊豆パワースポットです。
海岸沿いの参道。ダイビングのメッカとしても有名で美しい海が望めるビュースポット。参拝には奉賛金100円を納めます。
【ビャクシン樹林】
樹齢1000年以上のビャクシン。ビャクシンは日本の南側に多く生息し、自生している樹林は関東では稀なのだそう。
神池と呼ばれる、富士山の湧水と説もある大きな池の周りを約130本のビャクシンが群生しています。神池はすぐ海の近くにあるにもかかわらず真水で、淡水魚が多く生息し伊豆七不思議の一つに数えられています。鯉の餌も販売されていました。
【引手力命神社】
大瀬神社は別名で引手力命神社と呼ばれ、日本で唯一の引手力命(ひきたぢからのみこと)が祀られている神社です。駿河湾の海の守護神として漁師たちに崇められてきました。ご神徳は海上安全とされています。
源頼朝が弓矢、兜、鏡、太刀などを奉納し、源氏再興を祈願して果たした逸話も残っています。
海上安全以外にも開運や勝負運、出世運にも良いのではないかと思います。
【本殿】
屋根の中央には大瀬神社の神使いの天狗の姿があります。他にも霊獣たちの見事な彫刻が施されています。本殿はこの岬でも高い位置にありました。
天狗の赤い下駄が奉納されていました。
海上安全を祈願して赤い褌が奉納されています。
本殿まで舗装された整った階段もありますが、昔のままの石の階段が並んでいました。
拝殿が向かう先には、天候の良い日には富士山が拝めます。富士山のパワーをしっかりと受け止めているのが分かります。
【御神木】
樹齢1500年を越える夫婦ビャクシン。2本の木が絡み合った大きな御神木があります。
御神木の下には小さなお社があり引手力命の分霊が祀られています。縁結びにご利益がありそうなハート型の石が奉納されていました。
参道の手前には桟橋があり、美しい景色と潮風が心地よくまた訪れたくなる場所でした。
〒410-0244
JR沼津駅よりバスで1時間20分大瀬崎で下車徒歩5分